神戸製鋼の配当金がいくらになるかを計算します。
※あくまで会社が開示する業績予想通りに進んだ場合の算出になりますので予めご了承下さい。
1株:22円〜38円と予想(23年3月期)
まず、配当金を算出した計算式は以下の通りになります。
計算式の根拠として、大事なひとつめが神戸製鋼の株主還元方針として掲げる配当性向です。
同社は配当性向を15%〜25%としています。
![](https://wakke.blog/wp-content/uploads/2022/09/image-45.png)
次に神戸製鋼が9月22日時点で、開示している1株あたりの純利益業績予想を確認します。
配当性向と掛け算すると、神戸製鋼が今期いくら出されるか予想ができます。
1株純利益は決算短信で確認します。
![](https://wakke.blog/wp-content/uploads/2022/09/image-46.png)
23年3月期の予想は152円07銭です。
ここから配当性向と合わせて計算します。
その結果、冒頭計算した以下の通りとなります。
152円(1株純利益)×15%〜25%(配当性向)=22円〜38円
今後の注目ポイント
先ほどお伝えした配当金ですと、現在の株価水準で38円として計算した場合5.7%の利回りになります。(9月22日終値)
かなり利回りが高いので投資に前のめりになりがちです。
しかし、先日の決算発表でこの様な質疑応答がありました。
![](https://wakke.blog/wp-content/uploads/2022/09/image-47.png)
配当方針を今後は見直す予定と記載されています。
ただこれは還元を増やすのか減らすのかは具体的に明示されていません。
その為、どちらかは不明ですが注意した方がいいと思います。
しかし中期経営計画を見ていくとポジティブな情報があります。
![](https://wakke.blog/wp-content/uploads/2022/09/image-50.png)
23年度以降は引き上げも含めて見直しと記載があります。
昨年に比べると中間配当を増やしているので、23年度は業績が予想通りに推移すれば配当金に期待が持てます。
ここまではポジティブな意見ですが、続いて過去の神戸製鋼の配当金推移を見て行きます。
![](https://wakke.blog/wp-content/uploads/2022/09/image-48.png)
ご覧頂いたらおわかりの通りで、極めて配当金が不安定な状態です。
計画では配当還元を引き上げる事をにおわせていますが、今までが不安定のためどっちに転ぶか予想するのは難しいです。
昨今では景気後退など不安なニュースなどが流れているので、過度に期待するのは禁物だと個人的には思います。
普段はYouTube上で動画投稿をしています。
宜しければご覧ください。
コメント