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配当性向を知ることで高配当投資を楽しむ

高配当銘柄に投資をする上で、必ず注目しておきたいワードがあります。
それが本日お伝えする「配当性向」という言葉です。

最初のうちは何となく使っていた用語なのですが、調べれば調べるほど

分析すれば分析するほど、色々な活用方法があり銘柄分析の視野を広げてくれる指標になります。

基本的な用語解説と配当性向を使っていく中で、どの様な気づきが得られたかをまとめて行きます。

目次

配当性向とはなにか

一言で申し上げますと、利益のうちいくら配当金に回すかを測る指標です。
年間の利益が100円で配当金が30円の場合は配当性向が30%となります。
計算式で表すと下記の通りです。

配当性向=1株の配当金/1株の純利益✖️100%

個人的には配当性向は30%〜40%が望ましいと考えています。
理由としては増配する余力もあり、利益が減った場合でも配当を維持しやすいからです。

配当性向が何%とポイントで見るのも大事なのですが、この情報を時系列などで見る事によって色々な気づきも出てきます。

次章では配当性向を知ることで得られる気づきを記します。

配当性向を知ると何がいいのか

配当を維持できるか判断ができる

一番最初に辿り着くのがこの考え方です。
配当性向が高いと銘柄については注意が必要です。
具体的に申し上げますと、配当性向が70%〜80% の銘柄は将来的な減配をある程度覚悟する必要があります。

配当金は利益のうち、配当をいくら出すかの割合になりますので配当性向が高いと業績悪化により利益が減ってしまうと配当を出すのが厳しくなってしまいますよね。

A年の利益が100円で配当が80円とします。
この時点で配当性向は80%です。

業績が悪化し、B年は20%減益しました。
利益は80円です。こうなると利益の全てを配当金で還元しなければ、基本的には配当を維持することが難しいです。

翌年さらに業績は厳しくなり、年間利益は60円と発表されました。
配当を80円で維持するためには、60円の利益にプラスして20円をどうにか工面する必要があります。

キャッシュが潤沢な企業であれば、切り崩して配当を維持する可能性もありますがここまでくると配当を減らすという選択も十分に考えられます。

業種にもよりますがこの様に配当性向が高い企業の場合、業績が悪化した際の減配リスクが出てくるため注意が必要です。

増配を先回りして読める

配当性向が高いと、業績が悪化した時に減配リスクがあることや配当が維持できるかを説明しました。
今度はこの逆パターンです。

配当性向を理解すると、配当金を増配する可能性を事前に予想することができます。

ここで必ず必要になる数値が2つあります。

1:今期の予想1株純利益(EPS)
2:企業が開示している配当性向もしくは過去の配当性向平均

これが分かると増配の予想があらかじめ立てられます。
まずベースとなる式がこちらです。

1株純利益✖️配当性向=予想配当

当たり前ですよね!
これが出せれば配当金の増配予想が事前にできます。

例題を出してみます。銘柄は日本化薬という会社です。

引用元:株探より

まず、2023年3月期の1株純利益は115円と予想が開示されています。
それに対して配当の予想は40円です。

あと必要な情報は配当性向です。

引用元:決算説明資料より

日本化薬の配当性向は40%と開示されています。

1株純利益✖️配当性向=予想配当

この計算式を思い出して計算してみます。

115円✖️40%=?

46円と計算が出せます。
先ほどの配当予想は40円です。

企業として予想は40円ですが6円の増配の余地があります。

これはあくまで通期の業績予想になるので、念のため直近の決算の進捗を見に行きます。

引用元:株探より

増収・増益で今のところは問題ないことがわかります。
ここで業績の進捗が悪いと増配は難しいことが予想できますので注意して下さい。

また、会社として配当性向を開示していない場合は過去の配当性向の平均を見て行きます。
配当/純利益で計算したりIRバンクでも見れます。

https://irbank.net/

企業の株主還元に対する意識が分かる

企業は利益を出すと、そのお金を株主に還元するのか更なる成長のために投資をするか、貯めておいたままにするのかなど選択します。

ビジネスモデルが成熟している企業という前提で質問します。
ここでは敢えてお年寄り(企業)と子供(株主)とそれぞれ表現します。

お金を沢山持っていて、毎年100円入るうちの20円をくれる人と毎年100円入るうちの50円くれるお年寄りだとどちらが子供は喜びますか?

同じ業種で成熟産業であれば後者を株主は選ぶと思います。
企業が成熟しているにも関わらず、株主還元を積極的にしない企業は株主想いではないと考えます。

昨今、株主優待を廃止した日本BS放送を例に出します。

引用元:株探より

これは日本BS放送の業績の推移ですが、配当金は何と4年連続20円据え置きです。
2021年は業績が過去最高益を記録しているにも関わらず増配をしておりません。

引用元:IRバンクより

配当性向も20%未満が続いています。
しかもこの会社は自己資本が90%超で資産の半分以上を現預金で保有しております。

典型的な株主還元に対する意識が薄い企業です。
優待を廃止して配当で報いる様な発表をしてますが、過去の姿勢を見るとあまり期待はできません。
逆にいうと物言う株主が仕掛ければ、大幅増配も可能になるポテンシャルがあるのも事実です。

この様に最高益を出しているにも関わらず、数年にわたり一定の配当性向で推移している企業としての株主還元の姿勢もよく分かるので配当性向と言う指標は奥が深いことが分かります。

以下は近日公開予定ですので宜しくお願いします。

決算短信や財務状況の理解が進む

配当でいくら株主に還元しているか

キャッシュが潤沢かを見に行く

割安銘柄に気付く視点が増える

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